アスペルガー、うつ病投薬治療と代替療法

自覚のない「抑うつ状態」

うつ病は、発達障害者だけがなるものではなく、なんのハンディがない人も強いストレスを感じれば誰でもなり得る病気です。ただ、発達障害と診断されている人は心身が過敏なことが多く、小さな刺激にも大きなストレスを感じ、”うつ病になりやすい”ことから、「二次障害」と位置付けられているのです。他にも、睡眠障害、摂食障害、不安神経症、強迫神経症などもなりやすい病気で、二次障害といわれています。

2018年年初から、私が経営する会社でトラブルが相次ぎ、想定していなかった激務を抱えることになりました。そんな緊急時なのに、本来協力し合うべきスタッフとのコミュニケーションがうまくいかない、追い打ちをかけるように、異常気象といわれる天候が一貫して続き、気がつくと、睡眠時間は2~3時間、寝ながら執筆の内容を考え、4時に起き半日で仕上げる日々が続くようになっていました。

これはさすがにいつか倒れるだろうと思いクリニックに行くと、”抑うつ状態にあり休養が必要”と診断を受けました。重いうつ病にはこれまで何回か診断を受けたことがありますが、いつも心に激しい痛みがあり、寝込むような状態だったために、今回のような自覚の薄いうつ病は初めての経験でした。

 

まずは睡眠サイクルの正常化を

私がかかったのは、内科、婦人科、心療内科・精神科を併設するレディースクリニックですが、まずは心療内科で、睡眠サイクルの正常化を第一に考えて投薬治療が始まりました。発達障害のある人は過敏な人が多いのでということで、最も刺激の弱い導眠剤を少量から用心深く始めましたが、副作用として強い苦味が口中に現れ、水を飲んでも苦いことから食事量が減ってしまったので、別の導眠剤に変えてもらいました。この味覚障害によって、ほとんど食事が採れなって、一夏で体重が8キロ減りました。

それでも、導眠剤のおかげで眠れるようになり、また激しい考え事に睡眠時まで捉われることもなくなりました。とにかく回復しようと、21時には就寝体制に入る生活に切り替えました。このことに、導眠剤はとても有効でした。

同時に、日中には気持ちが前向きになる薬を使い、疲労感からくる倦怠感や無気力をケアしました。要は休む時間と活動時間のメリハリをつけたのです。こうした不調は脳内の神経伝達物質のアンバランスから起こることで、本来は自分の力でバランスを保てるようにならなければ自然ではありません。でも異常なストレスに、体力気力が弱っているときには薬の力を借りることで本当に楽になりました。

 

代替療法のみを選ばなかった理由

これまで数回、うつ病の治療経験があったことから、カウンセリングのメリットデメリットを自分なりに整理できていました。そして、私は「代替療法」(一般的な西洋医学に代わる主には自然療法のこと)に関わる仕事に長く従事していることから、代替療法・自然療法についても情報も体験も多い立場なのです。

バッチフラワーレメディという自然療法の専門家でもうつになるのか、どうしてそれを使わないのかと思うかたもいらっしゃったことでしょう。手術に麻酔薬がなくてはならないように、今の私の状態は、薬効がないものでは間に合いませんでした。そしてもちろん、投薬と併用してたくさんのバッチフラワーレメディを使い、それは大きな力を発揮しました。それはまた別の機会にご報告したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

代替療法を好む人は、その人の個人的なこだわりが強く、熱意を持って主張を繰り返すという傾向があります。ときには同意できない患者や、戸惑う患者を説得し、怒ることも多々あります。そして従ったとしても、その結果が適正ではなかったという苦い経験もあるのです。ですから、一時期のように盲目的に信奉することもなくなり、冷静に選択肢として代替療法を捉えることが出来るようになっていると自己分析しています。

今回、私の不調は緊急性が高く、先行きのわからない代替療法のみ頼ることにはリスクがありました。何よりも心が疲れ果てていたので、極端なものに触れることが苦痛だったのです。淡々と必要な最低限を行ってくれる、”3分診療”が私が受容できる精一杯でした。医師との向き合いが、長く重ければいいというものではないと感じていたのです。

 

そして本気で休む

そして、起業をして初めて本気で休みました。出産時には、産後翌日には通販の発送の手配をし、顔面神経麻痺を起こしたときにも、麻痺した顔のまま一週間後には講演会に立ちました。ですから、約4ヶ月事務仕事を人に任せ、映画を見るか横になって休む日々を過ごしました。こうすることで、講座や講演会などの本番は役目を果たすことが出来ました。当然、会社としてのパワーは落ちましたが、こうした環境を全肯定して許してくれたスタッフやお客様には感謝に尽きません。

 

そして薬には出来なかったこと

睡眠サイクルが落ち着き、猛暑が過ぎ、トラブルが驚くほど望ましい解決方向に向かい、9月中旬くらいから体力的には動けるようになりました。人に貸すため、15年住んだ自宅の完全なかたづけも出来ました。オフィスの大掛かりな模様替えも出来ました。長年の悩みだった「かたづけ」の問題を、うつ病の間に解決することが出来ました。まとまった時間にリハビリを行ったようなものです。

いいことばかりではありません。回復への道は今だに平坦ではありません。

トラブル解決の過程で、どうしても許せないことや理不尽な事実にいくつも直面することになりました。自分が悪いことをしたならば、自分の責任でいかようにもで納得できるまでの行動を考え起こせるのですが、許せない相手に対して何も出来ないことが苦しくてたまらず、自分がどうにかなってしまいそうな”衝動感”を抱えるようになりました。

もちろん、何もしません。出来ません。

もともと、自分の怒りや衝動性を押し隠して、社会参加を果たしている私です。そのことを5冊もの著作に表しているのですから、自分の本当の気持ちに蓋をして「妻母社長」を続けることは私のライフワークと言ってもよいのではないかと思います。

心療内科でもらう薬は、活動と休息のリズムを整えるのにはとても役立ちました。でも、一つ一つの感情のケアは薬で行うことは出来ませんでした。

「仕事のボリュームや時間管理は会社の人に手伝ってもらってください。ストレスの原因は弁護士などの専門家に助けてもらって解決してください。」というドクターのアドバイスは正しいと思います。

「でも、本当にその衝動が抑えられないときに使う薬を出しておきます。眠くなって何も出来なくなります。お仕事を大切にしている社長さんなのでこれまで出しませんでした。」とのこと。

 

5回分だけ出された頓服は、薬事法上の劇薬に指定されているものでした。

 

そして今したいこと、これからしたいこと

「病気は治りかけが一番注意」、これも私が大切にしている指標です。ビジネスサポーターの藤野淳が、近しい関係者がうつ病で入院し、回復したと思い退院した日に入水自殺をしてしまった経験をもつことから、絶対にすぐにアクセルを踏むなとアドバイスをしてくれました。

20年間、コツコツとつくってきた仕事や自分の価値を、壊してしまうことはしたくありません。病気の間支えてくれた人たちへの感謝が後から後からあふれて、愛おしくさえ思えます。一緒に応援し合いながら生きていきたいと、人生の意味が染みて理解できた気もします。

これからが専門の代替療法の出番かもしれません。バッチフラワーレメディでひとつひとつのマイナス感情と向き合う気力がようやく出てきました。

正直に言えば、あまり治りたくなかったのです。それほどいくつもの不愉快な出来事に投げやりになっていました。ポンコツになった私に、変わらず接してくれた方々に「ありがとう」を行動で示したい。何度期待を裏切っても変わらなかった人たちが、私に「本当に治りたい」と思わせてくれました。劇薬を握りしめ、あってはならない状況に自分は陥りかけているから、本気で治ろうと思うことが出来ました。それがドクターの狙いだったなら、上手な誘導だと思います。

二次障害については、まだ私も回復途中ですし、この記事で全てを語れた訳ではありません。今、何らか苦しんでいる方は、この記事だけで早呑込みをせず、何かを考えるひとつの手段にしてください。私とは全く違う方法で元気になれる人もたくさんいます。

変わらないことは、病気には意味があるということ。どんなに辛い状況にも、必ず希望の出口が用意されているということ。

「お互いに励ましあっていきましょう。」私はこの言葉が好きです。

 

 

 

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私が代表をつとめる恵比寿・広尾に位置する広尾88アカデミーでは、植物療法(フラワーエッセンス)、占術、スモールビジネスノウハウを学ぶことができます。たくさんの方が楽しく学び、指導者として成長をしています。私自身は発達障害を持つ経営者として、セミナー運営の他、出版、講演、テレビ出演などを行なっています。「アスペルガーですが妻で母で社長です。」5万部突破。「ザ・世界仰天ニュース」で特集されました。

アスペルガーと似ている状態には、認知症でも、貧血でも、老化でも、愛情不足でも、教育不足でもなります。薬があるわけではないので、生活習慣や人間関係の工夫など、共通の対策でずいぶん楽になります。私がお伝えする事に、「私と似ている」と思う事がひとつでもあれば、このブログはとても役立つはずですから、ぜひ継続して読んでください

 

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