アスペルガーと味覚障害、そして偏食。

多忙から極度の不眠になり、体調に心配が出てきたので睡眠導入剤を飲み始めたところ、その副作用で味覚障害に近い状態になりました。何を食べても飲んでも口の中に苦味があり、美味しくないのです。「美味しくない」というと我慢ができるレベルと取られてしまいそうですが、我慢ができないくらい変な味と感じるのです。

コーヒーだけが、そもそもの苦さとマッチして普通に感じる味。カフェインを摂りすぎないように、朝に一杯だけと決めているコーヒーが食に関してたった一つの楽しみになりました。

 

 

 

 

 

 

 

「いずれ慣れる。」というドクターのアドバイスで、仕方なしにその状態で過ごしていましたが、食欲は落ち、毎日1食無理矢理食べることを自分に義務付ける日々。どんどん痩せて、服が緩くなりました。背中や肩の肉もごっそり落ちました。無理矢理食べる一食で、いろいろな栄養が取れるように、韓国料理のビビンバ(混ぜご飯)や、具沢山のスープカレーなどを食べ続けていました。スパイシーなものなら味も少しは紛れます。ちなみに水を飲んでも苦いと感じるので、何を出されても我慢をしながら食べるしかありません。

 

 

 

 

 

 

 

発達障害者に「偏食」の傾向を持っている人は多いのですが、まさにその「偏食」の夏を過ごしています。普段から気に入れば同じものを食べ続ける傾向が私にもあるのですが、習慣としてではなくて、味や食感が嫌で”どうしても食べられない”という感覚がよくわかりました。

 

「味」が嫌でどうしても食べられないという当事者がいるなら、本当に苦痛な味なのでしょう。今の私の場合は苦い薬をどんぶりいっぱい飲まされているような感覚です。そういえば子どもの頃に、熱を出すと何を食べても「ペンキの味がする」と親に訴えていたことを思い出しました。ペンキを食べたことなどないのですが、幼稚園で体験したペンキ塗りで嗅いだのと、近いにおいと感じたのでしょう。

食感についても、なんとか心地よく食べられるのが、もやしや根菜など歯ごたえのあるものでした。反対に全く受け付けなかったのが煮込んだ白菜のべちゃっとした食感でした。普段はそんなことはないのですが、口の中の「触覚過敏」とはこういうものかと思いました。

においについては大きな違和感は出ていません。ですからつまみ食いのかわりにアロマオイルの香りで気分転換をはかっています。これでにおいまで嫌だったら食べられるものはありません。

 

一度でも、なんとか食べられたものは、「これなら大丈夫かも」という気持ちで食べやすくなりました。それが今回はチーズ蒸しパンと炭酸水。甘い加工パンが体に良くないことなど百も承知ですが、少しでも口に入れば合格というレベルを生きているので、これでよしとして、健康志向の高い人たちからのアドバイスは、心配してくださってありがとうとお気持ちだけいただきました。

 

まずは苦痛を知ってほしい

偏食への対策として、発達障害当事者が満遍なく食べることを自分で心がけることは難しいので、”うっかり口に入るように”を目指して、ハンバーグにいろいろなものを刻んで練り込む、混ぜご飯や、ミックスジュースなどの提案をしてきました。それでも敏感に、嫌いなというか、苦痛な味や匂いや食感を察知して、食べられないこともあるのでしょう。

学校などであれば、教室の匂いや、クラスメイトとの人間関係がプレッシャーになることもあるでしょう。食べたくないのではなくて、食べられない苦痛が伝わると当事者としてまずはうれしいです。

 

そして上手に伝えてほしい

私のように食のバランスが崩れた時に、なんでも食べられたら、「食べられてよかったね。」と肯定的に受け止めてもらえないでしょうか。全く食べられないよりずっといいと思うのです。なんとなく、食べることに安心できて、余裕が生まれれば、そっと出された他のものにも手が伸びるかもしれません。いつも、あれもダメこれもおかしいと注意されることが多いので、食べ方について注意を受けても「またか」とうるさく思うこともあります。

命が関わる食のこと。これだけは譲れないものに耳を傾けるためには、普段、目を潰れることには緩く接してもらったほうがいいような気がします。だいたい、あれこれ注意やアドバイスをしてくださる方は普段から事細かにうるさいとの、話がわかりにくいことが多いので、だんだん聞く耳を持たなくなる。

 

もちろん、コーラのがぶ飲みやアイスのどか食い、過剰なアルコール摂取など、健康にひどく影響する食べ方もありますから、すぐにやめさせたいことがある状況もよくわかります。私も実際に一緒に働いている人には「ここではコーラ禁止」や、「タバコ禁止」なども、お金を支払っていることを盾に強要しやめさせました。それくらいの覚悟と強制力が必要でした。その後、体が楽になってコーラを手放せた人がいますが、誰もがそううまくいくかどうかはわかりません。

何れにしても人を変えたいと思うときに、一番必要なのはコミュニケーション能力だと思います。

 

余裕があればあれこれ試してほしい

アレルギーなどのことを考えても、何か一つの食材や食べ方にこだわるよりも、ちょこちょこと色々なものを食べたほうが、合わないものに大当たりすることがありません。ジャンクフードも、そればっかりでは困りますが、あれこれ食べる中のほんの一部ならあってもいいと思います。

一種類の量は少なくて良いので、いろいろな食材をちょこちょこ食べる中に、「食べられるもの」が見つかれば、偏食がある中にも少しはバリエーションが広がっていくのではないかと思います。それこそお金や手間をかけすぎる必要もなく、コンソメスープはダメだったけれど、中華だしのスープなら大丈夫だったとか、白菜はダメだけれどもやしはいけたとか。お一人様用のお惣菜や、お弁当用に小分けされている冷凍食品からでもいいのではないかと思います。

 

私の味覚障害は、ドクターの言うとおりに3週間目くらいから慣れて、以前ほどの苦痛ではなくなってきました。混み合う土用の丑日を避けて、その翌日にうなぎを食べてみましたが、山椒の味がわかりとても美味しかったです。一緒に食べていた人が「よかった、よかった。」と、私が食べられたことをとても喜んでいたので、少々胸焼けしていたものの引っ込みがつかなくなり全部食べてしまいました。でも、味が普通にわかるということは感動的です。食べることが怖くない。幸せでした。

 

 

 

 

 

 

 

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私が代表をつとめる恵比寿・広尾に位置する広尾88アカデミーでは、植物療法(フラワーエッセンス)、占術、スモールビジネスノウハウを学ぶことができます。たくさんの方が楽しく学び、指導者として成長をしています。私自身は発達障害を持つ経営者として、セミナー運営の他、出版、講演、テレビ出演などを行なっています。「アスペルガーですが妻で母で社長です。」5万部突破。「ザ・世界仰天ニュース」で特集されました。

アスペルガーと似ている状態には、認知症でも、貧血でも、老化でも、愛情不足でも、教育不足でもなります。薬があるわけではないので、生活習慣や人間関係の工夫など、共通の対策でずいぶん楽になります。私がお伝えする事に、「私と似ている」と思う事がひとつでもあれば、このブログはとても役立つはずですから、ぜひ継続して読んでください

 

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