ADHD(注意欠陥多動性障害)、広島お洋服事件

2017年2月。

私が古い暦を好むので、

西暦の年末年始よりも、

節分や立春の前後の方がお祭り気分が高まる。

 

大きなイベントが立て続き、

相当に疲れていたけれど、気分の高揚を止められず、

 

やりたいことをやりきった。

 

その中の一つ、広島に赴いたときのこと。

 

前日は大イベントで大忙し、

そしていつもの習慣で、出張するときには原則始発。

 

4時に起きだし、まだ暗いうちに羽田空港に向かう。

 

私にはADHD (注意欠陥多動性障害)が備わっているので、

あちこち動き回ってしまうけれど、

体は人並み、動けば疲れる。

 

メイクもせず、服も室内着のまま、飛行機にのった。

長時間乗り物に乗るときには、

ラフな格好でないと、体が痛くなってしまう。

 

機内で眠ることもでき、無事に広島空港に到着。

リムジンバスで、空港から広島市内に向かう。

 

時間は小一時間。

そのときにふと気がついた。

今日の用事はなんだっけ?

 

「今日の用事は、人様のセミナーのお手伝い」

 

しかも、

「今日のセミナーは、私がビジネス講師を務める仕事先」

 

確か、私はこのように指導した。

「人様のセミナーをスタッフとして手伝いに行くときに、

パジャマのような格好をしていってはいけません。」

 

 

スクリーンショット 2017-02-20 7.34.39

 

 

本当に、部屋着のままくる人がいる。

パジャマは言い過ぎだろうか、

でもそのまま昼寝できそうな格好で来る人なんていくらでもいる。

そうすると、そのセミナーの品格が下がってしまう。

 

お客様ならいいけれど、

スタッフはそれではいけない。

 

写真まで添えて、丁寧にお伝えした事項である。

 

今日の私の格好は、ユニクロのニットのワンピース。

限りなく、「パジャマ感覚」に近い。

実際にそれで機内で眠れたし、緊張感ゼロ。

 

幸い、リムジンバスの到着先、

広島バスセンターは、デパートそごうの中にあった。

 

開店までカフェで時間を潰し、

そごうの中を慌てて探すと、

時々、服を買う「ラルフローレン」を発見。

「すみません、すぐに着られる仕事着を。」と求めて、

大騒ぎして、黒のワンピースを購入。

 

こういうお店は在庫が溢れるほどあるわけではない。

サイズの問題で、選べる服に限りがあり、

今すぐ欲しいからお取り寄せというわけにもいかず、

値段も見ないで買ったら、

 

10万円だって。(涙)

 

しかも、

「すみません、すぐに着たいのでタグを取ってもらえますか?」と聞いたら、

試着で着ているまま、タグを取ってくれるという。

 

さらに、

試着室に脱ぎ捨てた、元のパジャマをたたんで包んでくれるという。

 

そんなことまでしていただいては!

・・・と断ろうとしたけれど、

店員さんは手際よく、服をたたんでくれた。

 

ただ、その際に、

脱いだ長袖Tシャツの背中に、

貼れるカイロがそのままついているではないか。

 

絶対に気がついたと思う、だって温かいもん。

 

大騒ぎしたのと、カイロ事件で、

本当に恥ずかしかった。

 

これでは注意欠陥障害丸出しだ。

 

 

セミナー会場に到着してみると、

手伝いに駆けつけたスタッフたちは、

みんなきちんとした服を着ている。

 

16487588_1211324375642426_8235742788281404114_o

 

 

そうだよね、

だってそうしようねって教えたのわたしだもんね。

 

セーフ!!

 

さらに、会場にいらっしゃったお客様とお話をしていたら、

「このワンピース、ソフトラムですね。」とおっしゃる。

 

ワンピースは部分的に革素材のものだった。

 

「見ただけでわかるのですか?」とお聞きすると、

「わかります、私、服は好きなんで。これはきちんとしたお洋服。」

 

セーフ!!!

 

目利きはいる。

一目見ただけで、物事の良し悪しがわかる、

目利きは必ずいるのだ。

 

曲がりなりにも人前に立つならば、

そのことを忘れてはいけない。

 

10万円のワンピースはよい教訓となり、

その後も活躍している。

 

来年も着られるかな。

一生懸命、減価償却しようと思う。

 

ーーーーー

(著作のご注文はこちらから)

https://www.amazon.co.jp/dp/4804762361/

ーーーーー

 

(家庭でできる心のケア)

バッチフラワーレメディスペシャルセミナー
https://asnaoko.com/certification-courses/bachspecial/

怒りや不安、パニックやトラウマなどのマイナス感情を、
言葉がけとフラワーエッセンスを使い、穏やかに鎮めることができます。
医薬品ではないため、副作用の心配もなく心のケアができます。

IMG_6006

英国式植物療法バッチフラワーレメディは、
1936年に医師であるエドワード・バッチ博士により完成された、
伝統的で信頼性の高いメソッドです。
38種の植物エッセンスを飲んでマイナス感情を変えていくことができます。
アスペルガー・発達障害の影響による生きづらさを、
私は1998年よりこのメソッドでケアしていきました。
専門的な勉強ができる講座を広尾88アカデミーで開講しています。

アスペルガーと似ている状態には、
認知症でも、貧血でも、老化でも、愛情不足でも、教育不足でもなります。
薬があるわけではないので、
生活習慣や人間関係の工夫など、共通の対策でずいぶん楽になります。
私がお伝えする事に、
「私と似ている」と思う事がひとつでもあれば、
このブログはとても役立つはずですから、ぜひ継続して読んでください。

ランキングの順位があがると、
より多くの人に私の思いが伝わります。
バナークリックで応援をよろしくお願いします。

↓ ↓ ↓

  

発達障害 ブログランキングへ

関連記事

  1. 戦争について学ぶとき、アスペルガーは受け止める環境設定を。

  2. 今日、最期に思っていたこと(2017年11月18日)

  3. おたくのアスペルガーは暴れて泣くかもしれないけれど、私はそれを選ばない…

  4. アスペルガー、あれがないと人づきあいがつらいよね。

  5. アスペルガー「人への執着心」対策

  6. 発達障害者は普通に生活をするとボロボロになってしまうという話

  7. アクセス(広尾88スタジオ)

  8. 頼むから先行きを示してほしい、アスペルガーが抱える不安。