2018年2月15日に3年ぶりの著作が発売日を迎えました。
空気が読めない・融通がきかない・感情の凹凸が激しい
マンガでわかる
「私って、アスペルガー!?」
アズ直子 著
関根沙耶花(さやかクリニック院長)監修
うれしいことに、全国の書店で扱っていただき、店頭に並べばすぐに売り切れという状態になっております。なかには、「どこを探してもない」「売り切れてしまって手に入らなかった」という声も届いています。
確実に入手していただくには、書店で「予約」をしていただいて、入荷次第受け取ってください。その際に書店で買うことを諦めて、アマゾンで買ったりしないで欲しいのです。ぜひとも書店で買ってください。その理由を丁寧にご説明いたします。
● 私があげた発達障害者の声はほとんど教育現場に届いていない。
今月も、富山、金沢、大阪と全国各地で講演を行っています。就労支援施設や教育現場、お母さんの運営するコミュニティなどに伺うことが多いのですが、そこには数百人を超える人が集まってくださることもあります。
私の講演内容はとてもわかりやすいと高い満足度をいただいています。それはアンケートからわかることなのですが、話術などはさておき、実はとても簡単なことしか話さないので誰でもわかる内容になるのです。私の心がけとしては6歳が聞いてもわかる内容です。少し工夫はしましたが、100人の小学3年生に授業をしてわかってもらえたのでその点は成功していると思います。
例えば、
・おにぎりとカップラーメンとどちらが”心がこもっている”と感じるかというワーク。
・今日から「妊婦さん生活」を行えば体が楽になるという指導。
・人に違和感を与えないために、必ず「腕1本離れる」という指示。
など、こうした具体的な行動指針を100枚近くのスライドを、紙芝居のように見せながら講演会を展開します。
ところが、どこの会場で講演をしても、こんなに簡単なことを「目から鱗が落ちた」と驚かれるのです。すでに5冊の本を出し、NHKでも民放でも私の特集番組が組まれ、大変高い視聴率も出ているのに、私が提唱していることはほとんど教育現場に浸透していません。
もちろん講演を聞いてくださった方々から、周囲の方に工夫は伝えていただけていると思います。意識や価値観の変化は必ず起こしてその会場を後にするのですが、おそらくはその学校に習慣として定着するレベルには達していません。
こんなに簡単なことで、今日からすぐに発達障害がもたらす体調不良や情緒不安定は和らぐのに、なかなか浸透も普及もしない。私がイメージしているのが、例えば「発達障害があるなら、スナック菓子はやめて果物にしようね。」と全国の先生も、お母さんたちも即座に言える世界です。ラジオ体操レベルの浸透をイメージしているので、現状はまだまだと果てしなく取り組みは始まったばかりというレベルです。
圧倒的な影響力が欲しい。
なぜなら、こんな簡単な工夫が伝わらないうちに、小さなお子さんが多動を鎮める薬や向精神薬を飲むことになっているからです。それらの薬の中には覚せい剤に近い成分のものもあります。当然そこには依存性も生まれてきます。
空気が読めない、人の気持ちがわからないアスペルガーですが、こうしたことを「よくない、状況を変えあげたい」と思うくらいの情緒はあるのです。薬も上手に使えば役立つものですし、私自身も情緒を安定させる漢方を飲んでいますが、小さなうちからそれがなくてはならないものとしてしまえば、長年体にかかる負担や影響も気になります。
一度、我が娘が強いアレルギーを発症し、薬漬けになった経験から「それは別の方法を考えたい」と思っているのです。
なのに、これほどまで努力をしても、私の情報発信は満足な影響力がありません。
● 私があげた発達障害者の声はまして企業にも届いていない。
学校でこの状況ですから、まして企業にも発達障害についての基本的な知識も対策も十分に伝わってはいません。
実はこの新刊を書くときに一つ残念なことがありました。発達障害者が社会参加を望む場合、自分がそうであるというカミングアウトをして、周囲の理解と応援をいただくことは欠かせない、超重要事項です。それがなければ起業20周年の私でもすぐに立ちいかなくなってしまう。
ところが本の内容を決める出版社の会議ではこのようなことを言われました。
「アズさんのように自立した経営者ならそれができるが、企業に勤めている当事者には”カミングアウト”から始めることはハードルが高すぎる。周囲に知れれば解雇される人もいる。今は、会社にいるしかない、学校にいるしかない、そんな多数派の人のために、なんとか我慢が楽にできる方法を書いて欲しい。」
”がまん前提の本!”ということでとても落胆しましたが、必要とされいる本を書くのが作家の使命です。この新刊は、私の20年を超える様々な働き方をした経験と、医師の監修がコラボしたとても役立つ、実用的な仕上がりとなりました。現状が「がまん前提」ならぜひ読んで、役立っていただきたいと思います。
ですが、話を元に戻すと、周囲の理解を得ることすら難しいのが現状。教育現場以上に、企業にも「発達障害の基本知識と対策」は伝わっていないのです。
● 私は発達障害者が安心してカミングアウトできる社会をつくりたい
これまで、5万部を超える著作を買っていただけたことは本当にありがたいことです。そして、テレビや雑誌で数多く取り上げていただけたことも私には神風が吹いたようなラッキーでした。全国からオファーを頂いている講演会も、ひとつひとつ内容をその地域やご要望に応えながら作り変えて丁寧にお伝えをしています。
それでも、これほどまでに発達障害への理解を浸透させることが難しいなら、私はもっともっと圧倒的な情報発信力と影響力が欲しいと思う。せめて小さなお子さんが強い薬を飲む前に基本的なアドバイスを周りの大人ができるように。学校や職場で「発達障害です」とカミングアウトすることが、差別を受けるのではなく、応援を受けられるようになるくらいに。
これまで、私は本を発売するたびに、アマゾンキャンペーンなどに頼り販売数を伸ばしてきました。(きたつもりでした。)大型書店で自ら100冊単位のまとめ買いをし、「売れています!」というランキングに入れていただく努力もしました。少しでも著書の取り扱いを増やしていただければと、書店でやはり自ら100冊単位のまとめ買いをしては講演会会場で売り歩くという行商スタイルで数千冊の本を売ってきました。
でも残念ながら、アマゾンキャンペーンもまとめ買いも、”一瞬目立つ”という結果を残しただけで、私の本はすぐに目立たないものとなりました。特に前作の『ずっと生きづらかった私だからこそわかる、アスペルガーの子の本当の気持ち』は、講演会会場で飛ぶように売れる自信作であるにもかかわらず、書店で売れていないからという理由で一度絶版を言い渡され、全国のファンの皆様に救って頂いたという出来事もありました。
私の個人的な徒労感も大いにあります。こんなに、お金とパワーと気持ちを投じて、目の前には必要として買ってくださるお客様がこんなにいらっしゃるのに、どうして本が消えていくんだろう。この影響力のなさはなんなのだろう?努力不足、知名度不足、人気不足。もちろん私より実力があって、価値がある本を書けて、もっともっとがんばっている作家は山ほどいることでしょう。
でもせめて、することに意味がある努力をしたいと思いました。たくさんのファンの皆様に応援していただいて、無駄なことをさせてしまったり、応援を裏切って消えていくのはどうしても嫌なのです。
特に今回の本は、現場でたくさんの発達障害者と接し、的確なアドバイスを日々している医師の監修が入っています。3分診療のドクターではありません。地域に密着し、生活の根本改善から提唱をしている、心と行動のある信頼できるドクターです。監修の情報をいただくごとに私も問題を解決することができました、自己肯定感を保つことができました。働くために役に立ちます。今まででもっとも役立つ、長く読んで欲しい本です。
本はものすごく重い。こんなダンボールを講演会のたびにいくつも運びました。
● 本当に必要なパワーは全国の書店の力です!
本当に影響力のある本を世に出したかったら。
いくつもの失敗を経て、今回私は「書店の力」に向かうことにいたしました。担当編集の方に教えていただいたことですが、実は一見目立つアマゾンも、全国のリアル書店の取り扱い量と比べればその冊数は微々たるものなのだそうです。確かに数時間、友人などに頼んで集中的にアマゾンで本を購入すれば、あっというまに1位は取れます。よく見かける「アマゾン1位」は簡単に作れる瞬間風速記録に過ぎません。100冊、200冊のまとめ買いも、瞬間的に書店でのランキングを作ることができます。でもそれも意図的に作る瞬間風速記録に過ぎません。
世の中に本当に広まっていくのは、意図的に作ったハリボテの記録ではなく、
・本当にその本を必要としている読者が
・インターネットではなく、リアルな書店で、
・1~2冊、必要な冊数を買ってくださった。
この記録こそが大切なのだということをやっと理解することができました。
このことはとても「正しい」ように思えます。読みたい人が、必要な冊数だけを、近所の書店で買ってくださる。本当にシンプルな、あるべきスタイルのように思います。少なくとも私は本を読むことがとても好きで、自分もこのような買い方をしたいと素直に思います。
そこで、今回は期間も2018年2月28日までと決めて、書店で本を買っていただくキャンペーンを行います。ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。本来ならいつどこでどのように買おうと、それもお客様の自由です。でも発達障害への理解を社会に広める応援として、効果的な方法にご協力をいただければ心からうれしく思います。
お力を頂いたお礼は、やはり情報発信でお返しをしてきます。執筆の中で理解したこと、知ることができた新しい情報、本に書ききれなかったことを、出版記念講演会では心を込めてお伝えします。
【新刊発売キャンペーンと出版記念講演会のご案内】
渋谷・梅田で開催!
本屋さんでアズ直子新刊を買うと、そのレシートで講演会に無料で参加できます!
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空気が読めない・融通がきかない・感情の凸凹が激しい
マンガでわかる「私って、アスペルガー!?」(大和出版)
アズ直子 著 関根沙耶花 監修
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(キャンペーン期間)
2018年2月16日~2月28日
(講演会開催日程)
大阪梅田
03月16日(金)11:00~13:00
05月18日(金)13:30~15:30
東京渋谷
03月29日(木)13:30~15:30
04月28日(土)13:30~15:30
(対象書籍)
『マンガでわかる「私って、アスペルガー!?」(大和出版)
この本は、
『アスペルガーですが妻で母で社長です』をデビュー作として5万部突破、
人気バラエティ番組「ザ・世界仰天ニュース」にも特集された、
アズ直子の最新刊です。
しかも医師の監修が入り、
専門的なアドバイスがふんだんに掲載されています。
どうしたらハンディがあっても、
働けるのか、子育てができるのか、
実際に試行錯誤しながらそれらを実現した著者の、
現在まさに毎日活用しているノウハウが、
マンガでわかりやすく学べる自信作です。
★ この本を読んでほしい方
・発達障害当事者(特にアスペルガーとADHD)
・発達障害者の家族の方
(特にお子さんの将来が心配なお母さん)
・ハンディによって仕事が長続きしない方
・学校、医療関係者
・就労支援関係者
・職場や地域に発達障害者がいる方
★ この本を読むと起きる変化
・学校や会社で過ごす時間がぐっと楽になります。
・心身が辛い理由を理解し、対策ができるようになります。
・自分が人と上手くいかない理由がわかります。
・人からどのように思われていたかがわかります。
・周囲の人に自分のハンディをうまく説明できるようになります。
・自分にあった働き方を考えやすくなります。
・発達障害者が大人になった時の様子がわかります。
・社会で働くために必要な準備がわかるようになります。
・自分を好きになることができます。
・幸福感が増して、毎日が楽しくなります。
★ この本のいままでの本との大きな違い
・当事者感覚や経験だけではなくドクターの詳しい監修が入りました。
・マンガでスイスイ読みやすくなりました。臨場感たっぷりです。
・私がビジネスで成功した後のノウハウが多く書かれています。
・ドクター、ライター、漫画家などより多くの客観視が生かされています。
・教育ではなく「働く」ということをテーマに描かれています。
そして講演会では何を語るのか!
テーマは、
「発達障害を伝える」です。
出版記念講演会では、
本の最後の章に少しだけ触れることができた、
発達障害者特有のセンスについて詳しく解説をし、
一体その特性をどのように人に伝えたら、
自分らしさをのびのびと発揮することができるのかをお話しします。
本の中では、ドクターによる専門的な見地から、
生きづらさをなんとかやり過ごす方法が、
わかりやすく実践的に解説されています。
でもそれはある意味「我慢」であって、
本当はもっとこうしたい、
反対にこんなことはしたくないという願いが、
きっと全ての発達障害者の方にはあるはずなのです。
これまで、「過敏」と表現してきた五感の鋭さを、
「優位性」(優れた点)と捉えなおし、
長所としていかせる生き方を、
周りの人に提案する力を身につける講演をいたします。
本当に理解をしてもらうことができたなら、
もしかしたらこの本のノウハウすら要らなくなるのかもしれません。
46歳、
ダウン症の妹との暮らし43年。
母親19年
起業20周年。
長い長い時間の中で、
5冊の本を研ぎ澄ませ書いた結果、見えてきたものを、
この講演会でのみ、心をこめてお話をいたします。
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(キャンペーン参加方法は簡単です!)
1)書店で対象書籍を買い、レシートをもらう。
※アマゾンなどのネット書店は不可。
2)お申込フォームから希望日に登録をする。
3)開催日当日、レシートを持って会場に行く。
それではご希望の日程にこちらからお申込ください!
大阪梅田
03月16日(金)11:00~13:00 → https://goo.gl/mvYfQQ
05月18日(金)13:30~15:30 → https://goo.gl/1LSYSt
東京渋谷
03月29日(木)13:30~15:30 → https://goo.gl/cjUfUC
04月28日(土)13:30~15:30 → https://goo.gl/1Zdc7d
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各回、講演会終了後、著者本人のサイン会を行います。
お買い上げの書籍をご持参くださいませ。
(主催・お問い合わせ先)
広尾88アカデミー
〒150-0012
東京都渋谷区広尾5丁目21-5
ライツェント広尾200号室(公園前入口)
電話)03-6447-7538
私が代表をつとめる恵比寿・広尾に位置する広尾88アカデミーでは、植物療法(フラワーエッセンス)、占術、スモールビジネスノウハウを学ぶことができます。たくさんの方が楽しく学び、指導者として成長をしています。私自身は発達障害を持つ経営者として、セミナー運営の他、出版、講演、テレビ出演などを行なっています。「アスペルガーですが妻で母で社長です。」5万部突破。「ザ・世界仰天ニュース」で特集されました。
アスペルガーと似ている状態には、認知症でも、貧血でも、老化でも、愛情不足でも、教育不足でもなります。薬があるわけではないので、生活習慣や人間関係の工夫など、共通の対策でずいぶん楽になります。私がお伝えする事に、「私
と似ている」と思う事がひとつでもあれば、このブログはとても役立つはずですから、ぜひ継続して読んでください
ランキングの順位があがると、
より多くの人に私の思いが伝わります。
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