“発達障害を子どもに伝える“と一言で言っても、さまざまなケースが想像されることと思います。
・大人が子どもに伝える
・子どもが子どもに伝える
子どもが大人に伝えるケースもあり得ます。発達障害を持つ子どもが自身のことを学校の先生や地域の大人に伝える機会は必ずあると思います。もしかしたら、兄弟姉妹の発達障害を大人に説明をする子どももいるのかもしれません。
私の場合は、私自身の発達障害を娘に伝えるのが、子どもに伝えた初めての体験です。その後は講演会に来る子どもに壇上から話をするのが最も多いパターンとなりました。ある時、100人の小学生(9歳)に対して特別授業を行ったことがあります。熱心に聞いてくれましたし、その後の感想文を拝見すると理解もしてくれていたように思います。
私が今回お伝えしたいのは、このように“発達障害を子どもに伝える“というテーマがあり、さまざまなケースがあることが想定されるときに、「この場合は」「この場合は」とあまりにも個別化して方法を考えようとすると、対策を考えることがゴールになってしまい、際限のない議論や考え事に陥り、よくないのではないかという思いです。
発達障害対策に多くの時間やパワーを割き続ける人生は、あまり幸福感が高くない生き方なのではないでしょうか。
「原理原則」という言葉が好きですが、いつ何時誰に伝えるときでも、この価値観は揺るがないものにすると決めておけば、誰が出てきてもどんなシーンでもうまくいくのです。
私の場合は2つのポイントをもっています。
・わかりやすい言葉を使うこと
・発達障害を肯定的に伝えること
わかりやすい言葉を使うこと
相手が大人であっても子どもであっても、何も知らない人でも専門性の高い人でも、私は言葉を変えません。全ての人にわかりやすい言葉を使います。これは講演会にさまざまな人が来てくださるので、全員にわかりやすい言葉を考え続けた結果できるようになったことです。例えば、発達障害者共通の困りごとは、心と体が過敏だということです。まぶしい、うるさい、くさい、苦しいのが毎日続いて、心も辛いと話せばたいていの人は何で困っているのかわかってくれます。
発達障害を肯定的に伝えること
そして発達障害を決して、否定的には伝えません。差別ではなく区別であって、肌が黄色い、アラフィフのおばちゃんであるといった認識と変わらない前提で話をします。子どもは素直ですから、伝えたとおりに理解をします。発達障害を自分のことでも他人のことでも、やっかいな重荷と認識されないように、ただの区別であることを前提に話をすれば、差別に伴うさまざまな厄介ごとが生まれずに済むのです。
この話はもっと詳しく伝えたいものですが、今回はそれこそ原理原則のみを書き出してみました。
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