アスペルガーの子育て、生きづらさを私の代で終わらせる

アスペルガー経営者のアズ直子です。

 

今日は、
「アスペルガーの親が子どもを育てる思い」について。

 

娘は中学生時代を海外で過ごし、高校受験のタイミングで帰国し日本で受験をしました。

 

中学校生活の大半を父親が暮らす上海で過ごし、高校受験のために夏に本帰国。

 

帰国子女枠での受験ですが、

いまどきは帰国子女がとても多く、

かえって倍率が高くなっている。

 

英語力がとても高い子たちがライバルになりますが、

合格後はそんな子たちと学友になれることも楽しみだったようです。

 

アスペルガーである私がどんな風に子育てをしているのか、

執筆する本の大きなテーマになるくらい、

多くの当事者や関係者が知りたいことのようです。

 

お母さんが当事者の場合は、

「ハンディがある人がどうやって大変な子育てをうまくこなすの?」。

 

子どもが当事者の場合は、

「アスペルガーの我が子をどうやって育てたら、

アズさんみたいに働く事ができる人になるの?」。

 

どちらも講演会などでよく聞かれます。

より多くの人に役立つ情報をという視点を離れて、

私の個人的な子育てに対する思いを書けば、

 

「私はどうでもいいから、娘に支障がないようにしたい。」ということです。

 

もちろん、人並みのことができないお母さんなので、

”支障”は大いにあるのですが、

そのことが影響しないように、本人がうまく生きられるように、

工夫や訓練で解決できるなら、そうしたいといつも思っているのです。

 

アスペルガーは遺伝的な要素もあるらしく、

アスペルガーの子どもさんが当事者と言われるときは、

その親にも似たような傾向があることがよくあります。

 

私の場合は、今思うと、

私の母親に「多動」と「感情の起伏が激しい」という傾向があり、

父親には「研究」に没頭する様子や、ほとんど話をしないなどの、

コミュニケーション不全があるように感じます。

 

母方はアスペルガーに多い”職人”の血筋ですし、

父方にはもっと破天荒な人も複数います。

 

父と母は、もしかしたら似た者どうし、

変わった者どうしが引き寄せ合った夫婦だったのかもしれません。

 

そんな両親に育てられて、

もちろんたくさんの愛情も受けて感謝しているのですが、

 

もともと混乱しやすい子どもがもっと混乱をする生活、

もともと体調不良を起こしやすい子どもには負担な生活、

 

世間一般よりさらに分かりづらいコミュニケーション、

どうしてよいか分からないときに対策がないなど、

あの両親だからさらに生きづらくなってしまった側面がありました。

 

こうして書いていてふと思ったのですが、

妹がダウン症という身体的にも知的にも重い障害を持って生まれ、

我が家は必然的に障害者に合わせた、

ゆっくりペースの生活にシフトしていくことになりましたが、

そうでなかったら、もっとぶっ飛んだ家庭になって、

私は壊れてしまっていたかもしれません。

 

神様の采配は絶妙で、

子ども時代は、「アスペルガーの私」に対しての配慮はゼロに近い生活ぶりでしたが、

海外留学の機会に恵まれたことで視野が広がったことや、

そこで出会った夫が人あしらいがうまい人で、

海外経験でさらにコミュニケーションスキルに磨きがかかり、

私という難しい人によく対応してくれました。

 

そんなことで、私はずいぶん救われたと思います。

インターネットが活用される時代になって、

家から出なくてもできる仕事に恵まれたことなども、

私にはラッキーなことでした。

 

つまり、アスペルガーの子にとっては辛い生活環境を経験した上で、

今度はどんどん楽になれる生活環境が実現したことで、

「そうかこうすればうまくいくんだ。」

「そうかこうすればもっと楽になるんだ。」という発見が、

私の中に蓄積されていったことは、

本当にラッキーなことで、そのことこそが私の財産なのです。

 

娘のことに話を戻します。

 

私はそんな自分の経験から、

娘を育てるときには、工夫や訓練を重ねて、

どうか私が子ども時代に感じたような生きづらさが起こらないようにしたい。

 

「私の代で我が家の”生きづらさ”は終わりにしたい」と思っているのです。

 

幸い、娘にはアスペルガーや注意欠陥障害の傾向は出ていないように思います。

 

でも仮にアスペルガーであっても大丈夫な工夫と訓練を、

小さな頃から繰り返してきているのが私の子育てです。

 

自分が忘れ物で悩んだので、絶対に忘れ物をさせないように尽力する。

自分が体調不良で苦しんだので、運動を身につけさせる。

自分がコミュニケーション不全で友達がいなかったので、

歌やダンス、外国語など、もしも日本で苦しかったら、

世界中どこにでも友達をつくりに行かれるようしつけてきました。

 

高校生になったら、コミュニケーションスキルのひとつとして、

パソコンの使い方をきちんと教えるつもりです。

 

お金もかかるし、私にはとても疲れる子育て方法です。

 

でも、娘の代で生きづらさが終わるなら、

私は疲れて早死にしても全然いいと思っています。

 

弱ければ磨けばいい。

 

私自身はまだ不器用で、その成果が出し切れてはいませんが、

娘には小さい頃から身に付くように、

助けになるスキルを数多く、教えてきたと言うことができます。

 

「自由」とか「私らしさ」「無理しない」「がんばらない」

 

そんな言葉の流行で、

身につければその後悩まず苦しまずに済む事がたくさんあるのに、

安易にチャンスを放棄しすぎているように思います。

 

気を抜くことは一瞬でできます。

「やめた」という事も一瞬でできます。

 

時間をかけてトレーニングしたことは、

必ず何らかの能力になって自分のなかに残ります。

 

がんばることは楽になることへの早道です。

 

 

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