最近、毎晩夜の散歩を楽しんでいます。
広尾から六本木まで片道徒歩30分。運動不足なので、それだけでも身体がミシミシ筋肉痛になりました。六本木ヒルズの”66プラザ”という広場で、巨大なクモの彫刻にタッチして帰ってきています。この彫刻は「ママン」と言って、フランスのルイーズ・ブルジョワの作品で、世界に全部で9体あるそうです。お腹には白い卵を抱え込んでおり、ルイーズの母への思いが込められている作品です。
広尾から徒歩行かれる素敵な場所はたくさんあるのに、私はこのコースにこだわります。しかもいくつかの道順があるのですが、決まった道順を行かれればハッピーです。有栖川公園方面から六本木ヒルズに到着し、帰りは首都高速沿に歩いて外苑西通りに入って広尾に帰るというコースを逆にしてみたところ、三半規管がおかしくなって船酔いのような状態になりました。
私は”アスペルガー症候群”と診断を受けていますが、その大きな特徴は「こだわり」で、この方法でなければ嫌だとひどく固執をすることがあります。著作の中でも、「お風呂で体を洗う順番が決まっていて変えられない人」の例を紹介しましたが、大きなことから小さなことまで、そのようなこだわりを持っている当事者は少なくありません。
「こだわり」を解除したいという思いは、本人というより、周囲の人にある願いかもしれません。つきあうのも大変ですし、その方法にこだわってしまうと、時には実現が難しく、八方塞がりになることがあります。
「こだわり」には複雑な感情が入り混じっているように思います。
(参考記事)
アスペルガー、こだわりの原因と対策を考えてみる。
私が六本木散歩に限らず、ある外出先が気にいると、そこにばかりこだわるように見えるのは、「不安」の気持ちが大きいと自己分析しています。
・体調が悪くなったらどうしよう。
・トイレに行きたくなったらどうしよう。
・道に迷ったらどうしよう。
・家族が急にトラブルを抱えたらすぐに戻れないと困る。
・途中、大きな地震がきたらどうしよう。
・カツアゲに遭遇したらどうしよう。
・通り魔に襲われたらどうしよう。
などなど。
体調不良などは普段からありがちなことですが、勝手をよく知っているところならさっと休む避難場所を見つけることができます。大きな地震も、東京に直下型大地震が来る来ると言われて40年近く経っていますが、子どもの頃から怯えていることのひとつです。六本木に津波は来ないと思いますが、火事が起きたらどのルートで逃げようかはいつも考えています。カツアゲ、通り魔に至ってはまずはないだろうと思うことですが、豊かなイメージ力でどんどん不安材料を自分の心で生産してしまうのです。
自分の心が不安を生産してしまう。何もなくても恐怖が生まれるのです。それは、息をしているだけでも不安が押し寄せる心境です。逃げ場がありません。
家族でせっかく旅行に出かける。
パートナーと楽しみにしていたデートの日。
そんなタイミングで、「いつ帰れるの?」と聞かれて気を悪くしたことがある人はいませんか?もしかしたら、「行きたくない」ということではなくて、上記のような不安に苛まれての質問かもしれないですよ。怒ったりしないでもらえるとうれしいです。
なんども同じ場所に通って、慣れて安心する。頼りになる人に支えてもらって、安心をする。経験を積んで、悪いことは起こらないと実感する。なんらかの方法で、尽きない不安を鎮め、心安らかな日を迎えることができるといいですね。私も心からそれを望んでいます。
もしそれが無理なら、バッチフラワーレメディを飲むことでマインドを改造していきましょう。
アスペンは「ポプラ」の別名です。北海道などでよく見る並木のようですが、東京では葛飾区の水元公園にポプラ並木があるそうで、「ポプラ並木」とい名前のバス停があることにときめきます。この並木の下を散歩することができれば確実にこの、不安神経症的なマインドは落ち着きに向かうことでしょう。
私は葛飾区まで行く勇気がまだないので、アスペンのエッセンスを飲んでしばらくは六本木に通います。
202.アスペン (Aspen )
説明できない不安を抱える繊細なあなたが、ほっと安心することができます。
科名:ヤナギ科 和名:ヨーロッパヤマナラシ 学名:Populus tremua
製造方法:煮沸法 開花の時期:2~4月
アスペンのネガティブな状態
・原因不明、説明のできない不安をいつも抱えている。
・予測がつかないことや先行きが見えない事柄に怯えている。
・まだ起こっていないのに、悪い想像を膨らませて苦しんでいる。
アスペンを使ったときに起きる変化
・根拠のない恐怖や不安が薄れ、ほっとできる。
・良くない想像から離れ、物事を明るく考えられる。
・安心感を持ち、おおらかで強い性格に変われる。