こんにちは。 アスペルガー経営者のアズ直子です。
経営者となりまして、好きなことを仕事にし、
「自由」をうらやましがられることが多いのですが、 実情は少し違います。
私が、出版や講演会でお話する機会をいただけるのは、
「アスペルガーだから」ではなく、
「アスペルガーの社長だから」でもなく、
「アスペルガーに役立つルールブックの作者だから」です。
出版も「ルールブックを書きたい」という企画がなければ、
実現しなかったのです。
私は会社勤めも、フリーランスも経験していますが、
より生きづらさを強く感じたのは、
会社から離れてフリーランスになってからです。
起きる時間も寝る時間も、食事の時間も自由。
仕事も自分で好きなことをやっていればいい。
嫌いな人ともつきあわなくていい。
確かに楽な部分は本当に楽なのですが、
その結果どうなっていったかというと、
昼夜は逆転し、
体調はがたがたに崩れ、
人と会う事のない、極端な在宅生活に陥りました。
身体の痛みも辛い事ですが、 精神を病む辛さはそれ以上です。
心が幸せではないと、
何が恵まれていても、幸せだと感じられないのです。
例えば、 決まった時間に起きなければいけない、
そのために寝る時間も考えなければいけない。
暴飲暴食もいけない。 好き放題ではいけない。
その「いけない」を守る事は小さながまんです。
でもその「小さながまん」をすることで、
心身ともに快適な、幸せな生活を手に入れることができるのです。
私は1998年からネットショップを開き、
いわゆる癒しグッズの販売を手がけていますが、
「癒しブーム」が始まって、
・そのままでいいよ
・あるがままでいいよ
・無理しなくていいよ
・がんばらなくていいよ そんな言葉が決まり文句のようになって、
生きづらい人が爆発的に増えたように感じています。
自分を律するというとハードル高く感じるかもしれませんが、
大きな幸せのために、「小さながまん」をするということが、
自分が”楽”になるために、とても大切なのだということを、
お伝えしたいといつも思っています。
そのために「ルールブック」を書いているのです。
私のいう「ルール」には独特の意味があり、
ただ規則を守るという目的のものではありません。
それは次回にお伝えしたいと思います。
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(読者の皆さまへ)
アスペルガーと似ている状態には、
認知症でも、貧血でも、老化でも、愛情不足でも、教育不足でもなります。
薬があるわけではないので、
生活習慣や人間関係の工夫など、共通の対策でずいぶん楽になります。
私がお伝えする事に、
「私と似ている」と思う事がひとつでもあれば、
このブログはとても役立つはずですから、ぜひ継続して読んでください。
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