憎まれながら大黒柱を務める、私が今学んでいる感情

いつの頃からかわからないけれど相当昔から、覚えている限りでは小学校2年生の頃から、私は「自分でお金を稼がなければ」「自立しなければ」と言う価値観がとても強くて、そう言う重圧感のある人生を送っています。

 

・小学校2年生の頃にお皿を壊し、とっさに「弁償する」と言った
・アルバイト三昧の日々で運転免許や海外旅行なども自分で捻出した
・進学は全て国公立、留学も国費で賄った
・結婚して経済は安泰なのに働き続けている。

 

ふと、このままでは何も楽しむことができない、締め切りやノルマに追われるだけの人生になってしまう。少なくとも私はそのチャレンジが続くことを望んでいないことに気がつきました。もしも大きな失敗をしても、自分の死亡保険で間に合わせればいいと、1億円もの保険金を自分にかけている。こんな、間に合わせるためだけの人生は嫌だなと思いました。

 

長く抱えている感情はだんだんと麻痺していくことがあります。苦しいのに、嫌なのに、決してそれを望んでいないのに、それが当たり前だと思ってしまう。目先の必要性からそこから抜け出せなくなってしまう。

 

褒められるから、目的意識もなく勉強を続けるのもそう。
お給料がもらえるからまあいいかと、何十年も満員電車に乗り続ける事もそう。

 

37番のワイルドローズを集中的に飲んだところ、「それでは嫌だな」と言う気持ちが到来しました。ワーカーホリックがふと立ち止まるのは容易なことではありません。働き続けないと生きていかれない、他にするべきことはないと思い込んでいますから、これは大きな心の変化だったと自分でも思います。

ワイルドローズは、無気力、無感動、感情麻痺した心に再び灯りを灯すものです。人生を再起動するもの、生まれ変わるためのエッセンスです。エッセンスを使う手順とタイミングはとても大切なのですが、ワイルドローズを使って心が動き始めたら、さあ生まれ変わって何をしようかという心の動きを観察する必要があります。再起動してまた同じパターンを繰り返したら、また人生は苦しいものになって、そしてまた壊れてしまうかもしれません。

 

 

 

 

 

 

講座が始まる前の、本来なら慌ただしい時間に、ふとレシピを書こうかと言う気持ちが起こりました。そしてほぼ無意識に書き上げたのがこちらのレシピで、エッセンスをブレンドして一息つくとひとつのビジョンが見えてきたのです。

 

 

 

 

 

 

27ロックウォーター 頑固さ、強い理想主義 → 柔軟になれる
30スウィートチェストナット 長い間同じ苦しみの中にいる → そこから卒業できる
07チェストナットバッド 負のワンパターンの繰り返している → そこから卒業できる
08チコリー 報われない気持ち → 自分の喜びや楽しみを発見できる
22オーク 限界を超えて持ちこたえている → 自己管理がうまくできるようになる
38ウィロー 孤軍奮闘 → 理解者や応援者が見つかる
24パイン 自己否定・自己犠牲 → 自分を大切にできる

 

それは、私が10歳の頃に家族旅行で箱根行った時に入った食堂の様子でした。我が家は祖父母、両親、子ども3人と言う7人でしたので、一つのテーブルに収まりきらず、2つのテーブルに案内をされました。6人がけのテーブルが2つ。祖父が1つのテーブルに座り、他の家族6人がもう1つのテーブルに座りました。背中を向けて一人座っている祖父の背中を、子ども心に「かわいそうだな」と思いました。でも誰もそちらのテーブルに移ろうとはしなかったのです。

 

さらに、私が高校生の頃に、祖父がセブンイレブンでたまたま買ってみたホットコーヒーが美味しかったと、5、6杯のコーヒーをテイクアウトしてきたことがありました。とても美味しかったのでみんなにも飲ませてやろうと思ったのでしょう。ところがたまたま祖母も母も家事に追われていたのか、誰もそれに手を出しません。居間にポツンと座っている祖父をやはり「かわいそうだな」と感じました。

 

 

 

 

 

 

 

キャリア警察官だった祖父は口うるさく、気が短かったので、家族と折り合いが悪い面がありました。特に私は同居していることが息苦しく、憎んですらいたのです。

 

ただ、家を建てたのも祖父、我が家の経済基盤を作ったのは祖父、そして何かトラブルがあると鶴の一声で解決してきたのも祖父でした。子どもの頃は知りませんでしたが、祖父の社会的地位のおかげで我が家は「安全」と「安心」の中に暮らし続けていました。

 

家族に憎まれながら、大黒柱を務め続けてきた祖父の気持ちはどうだったかな?

 

と、このときに思い至ると、では父は?では夫は?と溢れるように様々な記憶が蘇ります。母は育児も介護も手伝わない父、めったに口をきかない父を相当に憎んでいましたし、そのことをよく口にもしていたので、私も父を悪人だと思い込み辛辣な言葉を度々投げつけていました。憎まれながら大黒柱を務め続けてきた父の気持ちは、どのようなものだったでしょう?

 

ちなみに、私の妹はダウン症です。重い障害を抱えた子どもが生まれた家庭では、父親が逃げ出すケースも多いと、障害福祉の世界で本を書き、様々な情報に触れるようになって初めて知りました。少なくとも逃げ出すことはなく、愛想はなくても家計を支え続けた父には強い誠意があったのではないかと思えるようになりました。

 

夫についても働いて当たり前だと思ってきましたが、私が毛嫌いしている満員電車に、今日も乗って通勤をしています。当たり前のようにマンションを買い、当たり前のように学費を出し、当たり前のように車を買い、何かあれば夫の信用を基盤に私の家庭も「安心」と「安全」の中にいます。

 

ふと、数日前に、会社のスタッフと言い争いをしたことも思い出しました。仕事に熱が入ると、人の働きぶりに言いたいことは山ほど出てきますし、何をするにも細かく口うるさくなりますから、そうした時に反感を買って、仕事仲間と険悪になることがよくあるのです。一般的な人間関係ならとてもではないけれど許せない、飛んでもない反撃にあったこともあります。

 

そうした時に必ず口を突いて出るのが、「憎まれながら、稼げと言われることほど辛いことはない。」「憎まれながらがんばれない。」なのです。そう言いたかったのは、もしかしたら祖父であり、父であり、夫で、他でもない一番憎しみをあらわにする私にこそ、そう言いたかったのではないでしょうか。

 

ここまでのビジョンがほんの数分の間に頭を巡りました。そして、手元のボトルを見た時に、「ああ、これはおじいちゃんやお父さんの気持ちを癒すレシピだな」と思ったのです。私が人の気持ちを何もわかっていない愚か者だから、きっと神様はわかるように、大黒柱の重圧を感じる人生を私に課しているのでしょう。

 

 

今だって大黒柱には程遠い、失敗しても誰かが助けてくれる確信と甘えがある状態です。自分以外に稼ぎ手のいない大黒柱の重圧は、想像することもできません。育児が大変、家事は大変、女性の側のストレスを声高に訴えることばかりしてきましたが、これまでの私の人生を支えてきてくれたのは、女性の力だけではなく、何も言わずに当たり前のように大黒柱を務めてきてくれている男性陣の力もあることを、私はもっとよく理解したほうが良いと気づくことができました。

 

講座にいらっしゃる受講生を迎えるまであと数分ではありましたが、「気づいたら何かしよう」と思って実家の母に電話をかけてみました。いつも話が長いのと説教が煩わしいので、電話もめったにかけません。世間話を交わした後に、「娘の学費が一番高い。学生の頃にはわからなかったけれど、親にしてもらったことをありがたく思う」と母に伝えてみると、「そうよ、あなたのところは一人娘だけれども、うちは子どもが3人にて、あなたは一浪、弟は二浪、家のローンもあったからかなりの重圧だった。」とはじめて言われました。「お父さんにもお礼を言わないとね。」と簡単にまとめて電話を切りましたが、やはり私は何もわかっていなかったし、自分勝手だったなと反省をしました。

 

この経験があって、私の今の生活が急激に変わるかどうかはわかりません。ただ心情が変わるとものの見え方感じ方が大きく変わってきます。家族への感じ方が変われば、子どもの頃からの記憶も全て書き換えられます。記憶が変わるという経験をほんの数分の間に強烈にしましたが、人生そのものが全部塗り替えられて大きく変わった衝撃を感じています。

 

満員電車の見え方も変わってきます。この人たちも「憎まれながら働いているお父さんたちなのかもしれない」と思うと、感謝やいたわりの気持ちしか出てきません。

 

 

 

 

レシピは、1レシピ3週間をかけて使います。これからの変化のほうが大きいはずなので、何がどう変わるのかがとても楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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深い心の傷を抱えて生きることが辛いあなたが、
辛い経験をゆっくり受容することができるようになります。

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製造方法:煮沸法  開花の時期:46

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