自己肯定感の低い人ほど、謝らずに働け。

「悪びれもせず行動したほうがいい」

 

アスペルガーは自己肯定感が低い人が多い。

 

体が弱い、

メンタルも弱い、

 

そして空気も読めず、

人つきあいも苦手なので、

多くの人に怒られながら育つ。

 

そのためもあるだろう。

 

そして、生来、情緒を安定させる脳内物質、

セロトニンが少ないそうで、

 

そのため、

キレやすく、落ち込みやすい人が多い。

 

私の妹はダウン症だが、

ダウン症の人の幸福感がとても高いと新聞で読み、

 

本当にそうだと思った。

 

近所の数人の友達と、

ほぼ家から出ない穏やかな生活でも、

じゅうぶんに楽しいと言っている。

 

それに比べ、

何をしても満足できない私の感じ方は不幸だ。

 

自己肯定感が低いので、

よく考えることが、

 

「迷惑をかけて申し訳ない」

「失敗をして申し訳ない」

「私はここにいてもいいのだろうか」

 

・・・といったこと。

 

極端になると、自分がここに存在すること自体で、

迷惑をかけているような気にさえなる。

 

ふてぶてしく思われているはずだが、

 

私は常に、いつも、

「私がここにいてごめんなさい」と思っている。

 

でも、ごめんなさいと言わない。

 

失敗をまるで忘れたかのように、

ふてぶてしく働いている。

 

なぜなら、そういう人、

自己肯定感が低い人がいることこそ、

面倒臭くて、迷惑だから。

 

人は基本的に優しい。

「私はここにいていいのか?」と問えば、

一生懸命にいてもいい理由を述べてくれる。

 

「消えたい」と言えば、

なんとか楽しませようと心を砕いてくれる。

 

でも面倒くさいのだ、そういう人の世話をするのは。

 

自分で見つけようよ、

自分が存在する意味なんて。

 

アスペルガーだけではない。

 

世の中の皆さんは、

どうにかして人の役に立てることを探し、

自分がここにいる意味を証明する努力をしている。

 

人のことまで考える暇など、

本当はない。

 

本屋に行けば、

励ます専門のエッセイストがたくさん本を出しているし、

歌謡曲の役割も大抵そう。

 

自分を励ます方法は、自分で見つけよう。

 

大きな失敗をして、

どんなに自分を責めていても、

 

人に、励まさねばと思う負荷をかけない。

 

ごめんなさいは一度でいい。

ただ、神妙にはしているつもりだ。

 

すまながる時間があれば、

失敗を補填する働きをしよう。

 

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