「もしも社員なら無理だった」
5冊目の出版が決まり、
出版社での打ち合わせが予定されたり、
出版時期を意識しての、
活動が始まった。
普段は、自分のオフィスを拠点に、
講演会以外、そこからほとんど動かない。
外部の人として訪問するのだけれど、
「会社に行く」という感覚が新鮮だ。
今日は雨風強かったので、
ある大きな会社を訪問するのに、
タクシーで行った。
広尾のオフィスは本当に便利で、
都内中心部なら、タクシーですぐだし、
料金もさほどかからない。
立派なビルのエントランス。
面接でもあったのか、
リクルートスーツ姿の若者がたくさんいた。
社内に入ると、
そこで働いている方々が、
首からIDカードを下げ、
ドアを開けるたびに、それでセキュリティを突破している。
何人もの人が、
ノートパソコンを開けたまま掲げて、
忙しそうに往来していた。
素敵なオフィス、素敵な社員さんたち。
でも、私には無理だ。
まず、こんな一流企業に入れる自分でもないし、
そして毎日通うのが無理。
私は首回りが何かと過敏で、
IDカードも下げられない。
みなさん、素敵なスーツや、
カジュアルだけれどもかっこいい服を着こなしている。
私には無理。
数時間の打ち合わせで、
失礼なことを言わないように緊張していた。
これが毎日なら心が潰れるし、
それ以上に、失敗ばかりしてすぐにクビになるだろう。
今日はタクシーで来たけれど、
毎日の通勤でそれも無理。
自分の会社からほとんど外出せず、
服は柔らかいほぼパジャマで、
疲れたら隣のカフェで休んだり、
昼寝してみたり。
そしてここには気心知れた、
家族のような人しかいない。
半分寝ながら仕事をしている感じだ。
社員として勤めるのは無理づくしだけれど、
外部の人として、限られた時間関わらせていただけるなら、
「会社」という場所でも大丈夫。
面接では入れてもらえないけれど、
一芸持って入れば(著者)、
独特の方法でも関わらせてもらえる。
自営業でがんばって来てよかった。
そして一芸あってよかった。
でも、時々こんなふうに、
「会社」というところに来て、いろいろ思うのは、
本当は勤め人として、がんばれればよかったなと、
過去の失敗を悔やむ気持ちが強いからだと思っている。
今日はよそのだけれど、
会社に行かれてうれしかった。
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