私は生来、「発達障害」を持っているので、その影響で様々な体質的・気質的な個性が出ます。個性というには苦しく感じる特徴も少なくはないので、 個性と表現することに葛藤を覚えることもあります。こんなに苦しいのだから、これは個性ではなくて「障害」です。はっきりと人にそう伝えて助けてもらう必要があります。
「障害」という言葉を使うことに私は全く抵抗感がありません。私自身が「障害者」と指をさされて言われても、 「アラフィフのおばちゃんだ。」と言われたような感覚で聞くことができます。
でも大多数の人はそうではないのですよね。「障害者」と言われたら、なんらか蔑視されたと感じてしまうのが一般的。 私との感覚の違いが確かにあるなと思っています。
私にとって「障害」という言葉は、 「助けてほしいことを心身に抱えています」というサインの意味合いが強い。それは伝えた方がいいし、周囲の人も理解しサポートを適切にできたほうが望ましいケースが多いでしょう。 もっと「障害」という言葉を気軽にお互い使えたらいいなと考えています。
注意深く繰り返します。
私が「障害」という言葉を使う時には一般的な意味とは感覚の違いがあります。 差別、蔑視、優劣といった意味合いは全くありません。ただただ、「助けてほしいことを心身に抱えています」ということを伝えるための言葉と理解しています。
こんなことがありました。
私は日頃から、パソコン仕事を人にお伝えすることが多い。簡単な作業から、自営業者を目指す方などであれば若干込み入った使い方まで幅広いレベル感でレクチャーをします。
相手は大人の方なので、穏やかで情緒は落ち着いていて、パソコン以外のことについてはあらゆることで、私よりも上級者であることが多いです。それでも、パソコンが苦手。 そこの部分だけ、私がサポートする立場になることができるのです。
最近、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、そんなパソコン教室もオンラインで実施するようになりました。相手の手を取ることができません。相手が見ているものを全て見ることもできません。手取り足取りできない状態で、なかなか課題が解決しないこともある。専門用語などが増えてくると言われていることがわからない。 指示されている動作が取れない。 緊張が募ると、右手をあげてくださいくらい簡単なこともできない。
実はこれまでだって、 そばにいる状態だって、幾人もそのようになってゆくの目の当たりにしました。その姿はまるで困っている私のようです。 そうです、障害者のようです。
ですから、普段自分が助けてもらった時のように、できるまでサポートしたいと思い伝える工夫を重ねます。
人は別に生まれつきでなくても、 困ったことを抱えれば皆障害者なのです。
苦手なことに取り組めば、障害者になります。
困った事態が起これば、障害者になります。
新型コロナウイルス感染拡大という環境の中で今、 多くの人が障害者になっているのではないでしょうか。障害者は、 「助けてほしいことを心身に抱えています」と言いたい人。それを受け取った人は、 ぜひサポートしてあげてください。
そうすれば、 普段、生まれつきの障害者である私が人に助けられて大丈夫になるように、多くの人が大丈夫になっていくことと思います。
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