“こよみすと”として、カウントダウン生活にはまっています。新月や満月などを刻む月齢暦、季節の暦、行事など、何か特別な日を祝うなどして過ごすのも素敵なことですが、ある1日をゴールとしてその日まであと何日とカウントダウンを行えば、なんの意味もなかった日が、目標達成までの大事な過程として意味を持ちます。
「立春まであと100日」という2019年の試みでは100日間の禁酒に成功して、食生活、そして体調が大きく変わりました。禁酒をするだけで本当に色々なことが変わりました。一番大きかったのはお金のことかもしれません。「呑みに行く」ということがなくなっただけで、かなりまとまった金額の節約になりました。
暦と深く関係することですが、太極(自分にとっての方位の起点・通常住まいとなる)が定まるのに必要な日数は100日と言われています。神社やお寺に、百日間毎日参拝するのは「百日詣」。ちなみに急ぎの願いで100日かけられない場合には、一日に百度お参りする「百度詣」を行います。100日続けると、気持ちが通じて、何かが大きく変わる実感がやはりあります。この日数のチャレンジをするのは、信仰心が特になくてもオススメです。
充実した日々と達成感が病みつきになり、今度は2020年5月7日の満月の日までとして100日のカウントダウンを始めたのですが、コロナウイルスの影響でチャレンジが頓挫してしまい、かなりがっかりしました。100日を目指して着々と行っていたこととは・・・。
黒湯に毎日通う。住まいから歩いて行かれる黒湯の銭湯は週に2回定休日があります。その銭湯の定休日には電車に乗ってその曜日に営業している他の黒湯銭湯に通っていたのですが、感染予防のために電車に乗るのをやめることにし、このチャレンジは続けられなくなってしまいました。
もう一つは、自然教育園に毎日通う。こちらは毎日歩いて通い、それも順調に習慣になりつつあったのですが、こちらも閉館になってしまい、チャレンジは挫折してしまいました。
特に自然教育園は、七十二候の都度(5日ごと)に、植物の写真撮影を予定していたのでかなり落胆しました。植物の様子は1日でも大きく変わります。桜の咲き始めから終わりまであっというまに過ぎていることを思い出していただけると、いっときも目を離したくない気持ちをご理解いただけるのではないでしょうか。
次にと思っていたチャンスは、夏越の大祓え、つまり6月30日まであと100日のカウントダウン。3月22日がスタートになるので、この日までに気持ちを立てなおし、チャレンジする内容を決めなければなりません。約3週間、ちょうどと良いタイミングだったのかもしれません。
今度は、何があっても続けられるものを含めておこう。
家の中でもできること、体調が悪くてもできること。チャレンジすることの難易度や規模ではなく、「100日続けた」ということこそが大切なことですから。
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