セラピスト養成スクール、広尾88アカデミーのアズ直子です。
「渡辺謙さんがくれた希望、障害者からラストサムライまで」
現在、セミナー業のチャレンジとして、
ヴォイストレーナー総本山の大本京先生と、
ファッションスタイリストの長友妙子先生にお世話になっている。
共に長年、芸能界を始め、
トップクラスでご活躍の超一流の先生方。
単にそれぞれのオフィスがご近所だったということを超えて、
私には無理をしてまで、
自分を磨く方法を教えていただきたい動機があった。
実はまだそのことをきちんとお伝えしておらず、
ここに書いておきたいと思う。
2016年、
テレビ朝日で放送された、
山田太一ドラマスペシャルを偶然目にした。
「五年目のひとり」
主演は渡辺謙さん。
東日本大震災で家族を全て失った獣医師が、
街の小さなパン屋で働きながら、
心の病と傷から立ち直っていく再生物語。
(公式サイト)
http://www.tv-asahi.co.jp/5nenmenohitori/
パン屋で働くのに、サラリーマンスタイルにエプロンという格好悪さ。
少し猫背気味に、うつむいて歩く弱々しさ。
バタバタと落ち着きのない仕草。
おどおどしたどこかおかしな目つき。
その姿は、
私や、共に活動する藤野がいつも目にする、
障害者の姿そのものだった。
うつ病にまでなってしまえば、もっと動きはないしもっと違和感がある。
車椅子に乗るような身体障害なら、もっと頭はクリアで表情は健全な印象がある。
なんとも説明しにくい、
本に書き出すことができない、
障害者のグレーな雰囲気が見事に演じられていて、
ドラマの間中、
「こんな人いるよね。」の連続だった。
そして、人との出会いや出来事で、
主人公が力を取り戻していくにつれ、
目は光を取り戻し、
姿勢は堂々とし、
言葉は説得力を増す。
後半にはパン屋のご主人が、
自分の奥さんが惚れてしまうのではないかと心配するくらい、
「いい男」になっていた。
ラストシーンで、獣医師として働く姿は、
力強く、優しく、眼光鋭く、
それは「俳優渡辺謙」に近い格好よさだった。
ドラマが伝えたい趣旨とは大きく外れてしまうが、
私の心にその姿は強烈な印象を残した。
渡辺謙さんの一つの肉体で、
障害者からラストサムライにまでなれてしまうのだ。
私自身の姿でもある、あの挙動不審な姿の人が、
切り替われば誰もが格好いいと憧れを集める姿になれてしまうのだ。
このことは、
私たち発達障害者も、
何かの力が備われば、
ヒーローやヒロインにもなれるのかもしれないという希望を残した。
渡辺謙さんは他にも、
広告代理店のやり手営業マンが、
若年性アルツハイマーに侵されていく、
映画「明日の記憶」でも弱者を見事に演じている。
障害者と暮らした経験でもお持ちなのだろうか?
ちょっと見学したくらいではわからないだろう、
説明しにくいけれど、確かにある弱さの仕草をよく演じていらっしゃる。
類は友を呼ぶので、
私のオフィスに集うのは、ハンディはなくても、
どこかに不器用さを抱えた人ばかりだ。
今のままでは嫌だという気持ちは痛いほど伝わってくる。
伝えてあげたい。
私たちにの中には、必ずラストサムライが眠っている。
”なりたい自分になる”とは、
そのくらいの可能性を語ることだろうと思っている。
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私がセラピスト養成を手がける、
英国式植物療法バッチフラワーレメディは、
1936年に医師であるエドワード・バッチ博士により完成された、
伝統的で信頼性の高いメソッドです。
38種の植物エッセンスを飲んでマイナス感情を変えていくことができます。
アスペルガー・発達障害の影響による生きづらさを、
私は1998年よりこのメソッドでケアしていきました。
専門的な勉強ができる講座を広尾88アカデミーで開講しています。
アスペルガーと似ている状態には、
認知症でも、貧血でも、老化でも、愛情不足でも、教育不足でもなります。
薬があるわけではないので、
生活習慣や人間関係の工夫など、共通の対策でずいぶん楽になります。
私がお伝えする事に、
「私と似ている」と思う事がひとつでもあれば、
このブログはとても役立つはずですから、ぜひ継続して読んでください。
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