それ以上近づいてこないでほしい、アスペルガーが侵しているもの

こんにちは。

アスペルガー経営者のアズ直子です。

 

今日は、

「距離感を持つとアスペルガーは楽になる」という話。

 

私は大人になってからの2009年に、

”ADD(注意欠陥障害)の傾向の強いアスペルガー症候群”と診断を受けていますが、

診断を受けてよかったことは、

専門書などを読むと、発達障害者としての特徴が客観的に分かり、

またその対策が書かれていることが多いからです。

 

例えば、

音過敏、光過敏、におい過敏、接触過敏などの、

様々な過敏症については、

「なぜか体調がいつもすぐれない」という自覚はあったものの、

自分でそれらが原因だとは本を読むまで気がつきませんでした。

 

本を読んで気がついて、

音にはイヤホン、においにはマスクなどの対策がやっとできるようになったのです。

 

考え方の癖や価値観など、

内面の奥底からの変化がない限り、

人とうまくやっていくことは難しいのかなと感じることがある一方、

”マスクをすれば即解決”のように、

拍子抜けするくらい簡単に改善してしまうことも多々あるのです。

 

その一つに、

「人との距離感」があります。

 

どうもアスペルガーには、

人との距離感が近いという特徴があるようで、

私なども自分にとって丁度いいと思う距離感で人に接すると、

相手がひどく近寄ってこられたように感じて、

後ずさることがあります。

 

相手の目をじっと凝視してしまう癖も合わさると、

相手にとってはかなりの負担感のある接し方です。

 

お仕事の関係で何度か検証したことがあるのですが、

ふたりの人を10mほど離れて向かい合わせに立ってもらい、

ひとりに一歩一歩相手に近づいていってもらう。

 

心地悪さがないか、一歩一歩確かめ、

「もうこれ以上近づいてほしくない」と思うところで、

手を上げてもらいます。

 

こうして測る距離のことを「コンフォートゾーン」といい、

それ以上近寄ってこられると心地が悪い、安心感が損なわれるのです。

 

私自身がそうなのですが、

アスペルガーは距離感が近く、

この「コンフォートゾーン」をよく侵しているのです。

 

相手が圧倒されて違和感を感じることもありますし、

最近気がついたことは、アスペルガー当事者も、

人が後ずさる(引く)、

また近づいてきてくれないという寂しさを感じていることがある。

 

一般的な感覚で距離感を取ると、

当事者には離れすぎている、

それを嫌われているように感じるのですね。

 

1冊目の著作には、

「腕1本ルール」としてこのことを書きましたが、

私はいつも近づきすぎないように、

腕1本分離れるように心がけています。

 

若い女の子の当事者など、

これを男性に対して不用意に近づきすぎてしまうと、

「なれなれしい」「恋愛感情がある」と、

勘違いを引き起こして困ることになります。

 

気をつけてくださいね。

 

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