【メンタル強化】一番辛いのは、大丈夫になったころ

 大好きなことを仕事にできてとてもうれしい、長い時間をかけて作り上げてきた仕事の成果が愛おしくてたまらない。仕事というものが自分にとって宝物になったからこそ、それをもっと磨き、育てるための努力がしたくなるのです。簡単に手放していいものではない、子どものような存在。仕事はもはや大切な人。仕事は人格。

 

 子育てと同じで、仕事をしていく上では苦労があります。だからこそ、成果を感じられたときが一層うれしい。ドラマや映画のように、仕事をしていると様々なストーリーも生まれます。でも、大きく成長したいと願うと、そのチャレンジに潰れそうになることもある。予期しないことが起きるなど、時々ピンチを迎えることもある。

 

 心は持ちこたえられることもあれば、潰れてしまうこともある。そんなことも含めて仕事は素晴らしいもの。迷いなくずっと続けるもの。

 

 発達障害につきものの二次障害として、何度か重いうつ病を経験しています。幸い、かかるたびに経験値が上がっていく事と、周囲のサポートにも恵まれて、都度、回復し日常生活に戻れてきました。

 

 心の病にかかった時に、辛さにも波があったように思います。いちばん辛かったのはいつでしょうか。

 

 かかり始めは心身疲れきっていることが多い。それでも病気だと宣言するまでは仕事も育児も止まりませんから、負荷は強いかもしれません。私の場合は辛さもだんだんと麻痺してくる感覚です。自分が疲れていることすら自覚できなくなって、ある日動けなくなってしまうパターンがあるように思います。

 

 病気だと自覚し病院などに行って診断を受けると、「ああ、自分は病気なのだ。」と思えるからなのか、スイッチが切れたように仕事から離れることはできます。周囲も気遣ってくれるので、かなりするべきことは軽減されます。それでもしなければならないことがあったり(キャンセルする方が大変という状況がある場合、そのようになりやすくなります。)、休養期間が長くなってきたりすると、何かしなくてはという焦りが生まれることもあります。本当は完全に解放されて、休むことに専念できるといいですよね。結局はその方が、回復も早いように思えます。

 

 そして、治りかけや治ったと宣言したころ。「また再発しないように、無理をしないようにしよう。」と決心しつつ、元の生活に戻れることがとてもうれしい。できなくなってしまったことが、またできるようになると本当にうれしいです。

 

 ところが回復してしばらくすると、かなり辛い時期がまたやってきます。「もう治ったのだから、きちんとやらねば。」「また病気の自分に戻りたくない。」という自分で首を閉めてしまう。周りも病気だったことを忘れた頃。次々と大きな課題がきてしまい、病気ではないのだから、場合によってはそんな認識もなく、「できて当たり前」の空気が生まれてきてしまう。プレッシャーは一番強い時期かもしれません。

 

 また壊れてしまうかもしれない自分を覚えておかないと、負のパターンが続いてしまう。パワフルな自分でありたいけれども、大丈夫になった頃こそ、少し省エネしておいたほうがいいのかもしれない。

 

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