お母さんの育て方が悪い、私は育てられた方のアスペルガーですが。

こんにちは。

アスペルガー経営者のアズ直子です。

 

私は発達障害当事者で、

私が語ることができるのは、当事者としての経験や感覚です。

 

娘には特に発達障害の兆しはなく、

育児については、娘よりも自分自身の不器用さと向き合うだけです。

 

でも、私の本の読者や、

講演会に来てくださる方の中には、

発達障害を持つ子どもを育てている、

お母さんが数多くいらっしゃいます。

 

一般的な子育て方法が通用しなかったり、

人とペースが違ったり。

中には深く悩んでいる方もいらっしゃいます。

 

講演会などではいつもお伝えすることですが、

人がよい方向へ変わっていくためには”段階”が必要ですから、

講演会や著作で、様々な提案に触れても、

すぐに全部ができるようになる必要はなく、

急に変わろうとしてすぐに挫折するより、

小さな階段を上るように、ひとつひとつ試してみてほしい。

 

そして私の方法が全ての人にあっているわけでもないので、

自分にとって便利かどうか、必ず検証してほしいと話しています。

 

ひどい疲れやお母さん自身も抱えるハンディや病で、

家から出ることもやっとの方も中にはいます。

 

私にも二次障害としてうつ病の経験が数回ありますから、

子どもの食事なのに、

カップラーメンにお湯を注いで出すのが精一杯のときもありました。

それでも、買いに行ってこられただけ進歩だったりするのです。

 

お母さん方には、これまで努力や葛藤に、

本当に頭がさがる想いでいます。

 

尊敬の念を強く持っていることをまず前提にして、

話の本題に入りたいと思います。

 

お母さんの”愛情”は疑いようもないもので、

お母さんという存在には何の間違いもありません。

 

でも、方法やあり方が好ましいかどうかは別です。

 

一生懸命なことはわかる。

お母さんにも人として弱さがあることもわかる。

 

でも、発達障害の子どもとして、

私にも母親との確執があったように、

 

お母さんの混乱が、子どもの混乱を引き起こしていたり、

お母さんのこだわりが、子どもに思い負荷をかけていたり、

お母さんの中途半端さが、子どもを呆然とさせていたりもする。

お母さんの作る食事が、子どもの情緒不安定の原因になっている。

お母さんのライフスタイルが、子どもの体調不良の原因になっている。

お母さんの思い込みが、さんざん子どもを苦しめていることもあるのです。

 

発達障害の子どもにとって、私のようなおとなの当事者にとってもそうですが、

正しい接し方も、正しいライフスタイルも、正しいケアも、

まだまだ模索の段階です。

 

どこにも絶対的なマニュアルがありません。

 

発達障害というテーマへの理解が日本ではまだ発展途上で、

間違いはいつだって、どこでだって、誰にだって起こって仕方のない段階なのですが、

 

発達障害を持つ子どもを育てるお母さんの苦労には、

尊敬の感情を強く持つことができるけれども、

していることに賛成することができるかといえば、

 

「それはおかしい」

・・・と思うことも多いのです。

 

もっと言えば、

「あなたが悪い」と思うこともある。

 

発達障害は一般的には先天的なものと言われ、

育てられ方や環境にはよらないとされていますが、

どの子にも、育てられ方や環境が大きく影響するように、

母親の接し方で、さらに苦しい状態になっていることは、

多々あることだと思っています。

 

「お母さんのせいではない」というのも正しい。

でも、「まさにお母さんのせい」とう部分もある。

 

私は、自分自身も「あるがままに」と言われるのが嫌いですが、

差別や偏見もある一方、

苦労を労われ、擁護されることの多い障害者の母親にも、

「あるがままではなくて、変わって楽になれるなら変わればいい」と思うのです。

 

書いていて思うのですが、「子育て」ということについて、

我が家は父親の関わりがとても薄かったので、

お母さんへの呼びかけにどうしてもなってしまうのですが、

ひとりで抱え込めとは思っていません。

ただ実感できる存在がやはり「お母さん」なのだということです。

 

私が「話を聞いてみたら?」とご紹介する、

発達障害の子どもの育児経験者は、

ただ育児経験があるだけれはなくて、

私という当事者にとって納得感がある方です。

”発達障害者の母親”というくくりではなく、

”発達障害者の母親の中で参考になる方法を持っている人”という理解です。

 

 

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