違ってもいいじゃない、海外生活経験はアスペルガーを救う。

アスペルガー経営者のアズ直子です。

今日は、

「これから大人になる人たちには、
アスペルガーへの理解も期待できる」という話。

 

アスペルガーですが妻で母で社長です。

今日はそのうち母親の役目を果たしに、娘の高校の面談へ。

”母活”でした。

 

娘は中学校3年間を上海で過ごした帰国子女ですが、

進学したもの”スーパーグローバルハイスクール”という指定を受けた学校で、

語学教育の充実や、単位制の導入、

プレゼンなどのコミュニケーションスキルアップを熱心に教育してくれます。

 

私が高校生だったころとは随分違う。

 

昨年は帰国子女枠の受験生が増えて、

かえって倍率があがってしまうなどの事態になり、

海外生活や異文化交流の経験者が本当に増えているのだと実感します。

 

しかも特殊な学校ではなく、

公立高校がこのような様子になっているのです。

 

講演会などでもいつも話していることなのですが、

私にとって海外生活経験は、

アスペルガーによるハンディに対する考え方に大きな役割を果たしています。

 

たくさんのことがよい方向でリンクしますが、

例えば、「価値観や生活のしかたが違う人とつきあう」ということにして、

言葉も文化も違う外国人通しつきあうと、

深く考えるきっかけになることはもちろん、うまくやろうという工夫もたくさん生まれます。

 

世界の人の個性を考えると、

アスペルガーの個性はそれほど際立つものではないと感じる。

 

ですから、海外にいる間は、「違ってよい」という点でとても気持ちが楽でした。

 

それから、外国語を学んで身につける経験は、

もともと自分の中にないボキャブラリーや概念を、

ひとつひとつ積み重ねていくという経験になります。

 

アスペルガーが苦手とする敬語や、

人にうまく伝わる話し方を身につけるのに、

そう簡単にできると思わず、

外国語を身につけるような気持ちで、

人とうまくやっていかれる言葉や表現を、

丁寧に学んで身に付けていけばよいのです。

 

外国語が身につくとわかる感覚ですが、

価値観や人柄は、言葉にくっついて出来上がるというか、

私の場合は中国語ですが、

中国語を通してみる世界は、日本語を通してみるそれとだいぶ違いますし、

私自身の人柄も、中国語で表現しているその人格そのものになるのです。

 

娘は、ひとつ外国人とのおつきあいでも、

交流の上手な人に育っていくのではないかと思いますし、

私というアスペルガーのお母さんがいることで、

いまは”ハンディ”と言われているような個性の持ち主とも、

うまくおつきあいできるおとなになるのではないかと思う。

 

娘だけではなく、おそらく私の次世代は、

たくさんのチャンスを得て、

どんどん「枠にとらわれない人」になれるように思います。

 

年をとるとつい、

「いまどきの若いものは!」と文句を言いたくなると言いますが、

私は素直に、今のティーンズには、

国際感覚だけではなく、

地震などの経験からなのか、ボランティア精神がしっかりしていたり、

実力を大切にするところなど、見習いたいことがたくさんあります。

 

おとな、もっとしっかりしようと気を引き締めることばかりです。

 

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