自分自身の発達障害の特性の中で、どんなことを一番厄介に感じているかというと、それは「情緒の不安定さ」です。感情の起伏が激しく、怒りに火がつくと激しく怒る、一度落ち込むとなかなか浮上できない。過敏体質なので、様々なことを人より強烈に感じやすいということや、生来セロトニンという情緒を安定させる脳内物質が少ないということが、情緒不安定のひとつの原因になっています。この原因は生まれつき備わっている体質のようなものなので、なくすことができません。うまく付き合っていく必要があるのです。
発達障害による特質は、そのことで困っていなければ「障害」にはなりません。ところがこの情緒不安定は、様々な困りごとを引き起こします。発達障害者は何かとストレスを溜め込みやすい体質・気質であることから、二次障害と言われる病気にもなりやすい。うつ病、パニック障害、摂食障害、不安神経症、強迫神経症など。これらは健常者でもなることがある病気ですが、発達障害者はより一層なりやすいので本当に注意や予防が必要です。病名をご覧いただいてわかると思うのですが、メンタルに深く関わる病気が並んでいます。
お伝えしたいことは、情緒不安定に陥らないようにするということが私にとっては一大関心事で、それが社会参加をする上で、最も大事と言っても過言ではないと思っています。何度が重いうつ病を患っていますが、心を病むと全てのことが辛くなり、生活が停滞します。そして周囲の人も巻き込んでしまう。
大丈夫、工夫をすれば必ずこうしたことはクリアできます。情緒不安定に振り回されない人生を手に入れましょう。
自分の気分のアップダウンと天気がとても連動していることに気がついてから、天気予報を注意深く見るようになりました。
ある年、時期外れに何度も台風が到来したことがあり、その時にものすごく情緒不安定になったことと、フェイスブックやツイッターを眺めていると、発達障害を持つ仲間たちが同様に調子を崩していることが手に取るように分かったのです。
仕事を辞めたい、消えたい、死にたい・・・。
その様子は痛々しいほどでしたが、もしこれが台風の到来のせいだとしたら、台風が過ぎれば落ち着く気持ちです。生き方や考え方などの価値観や、大きな出来事などではなく、お天気のことで人生が狂ってしまったら、もったいないではないですか。発達障害者の中には、行動にブレーキがかかりにくい人がいます。台風が来る場合、かなり前から気圧に変動が起こり、頭痛が起こり、気分が落ち込むことが確かにあるのです。そんな不調から「仕事を辞めたい」と思ってしまう、ここでブレーキがかからないと本当に退職届を出してしまう。
気圧の他にも、寒暖差や、満月の前後などの月齢も情緒とは関係するようです。天気予報をマメに見て、これからお天気が崩れそうだなと思ったら、同時に自分の情緒も崩れるサイン。スケジュールを詰めすぎない、大切な用事を入れない、大切な考え事や決め事はしないことが自分を守ることになるでしょう。
この気持ちの落ち込みは待てば回復するもの。そう思えると、落ち着いて過ごせる日が増え、学校生活も仕事もうまくいくようになるのです。
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