暦が好きになった理由はたくさんあります。
性格判断ができるので、わけのわからない自分のことが少しは説明がつくのが助かる。人のこともわかるので、人間関係に苦しむ前につきあい方を工夫することができる。
時間の性質がわかるので、動かない方がいい時とそんな時のやり過ごし方、動かないともったいない時と具体的な動き方を理解することができる。
もっとマニアックに親しめば、今日はどこに行けばいいか、何を食べればいいか、誰と会って、誰を避ければいいかなど、どんなことでも指針を見いだすことができる。
それが正しいか間違っているかは、実はあまり重要だとは思っていません。私が避けたいのは、「どうしたらいいかわからない」という、答えが見えない状態です。人に相談するのがとても苦手なので、「とりあえずこうしておけばいい」という答えを、暦がくれるのでとても助かっているのです。
補足をしておけば、もちろん、夢の世界で生きているわけではありませんから、調べたり、知恵を持っている人に聞いたりすることも十分にします。自分の頭で考えぬき、試行錯誤も繰り返します。でも、それでも答えが出ないときもあるんです。答えのない相談を人にするのが嫌いです。聞かれた人も困るでしょう。自分の経験談を披露するくらいしかできないですよね。
暦は私の相談相手。暦は口も固い。暦は裏切らない。
そんな暦には、様々な節目が書かれています。満月や新月、季節や行事。季節の暦がとにかく細かくて、春夏秋冬どころではありません。二十四節気、それを始め、中、終わりに三分割した七十二候。5日に一つの季節が巡っていくので、それは繊細に日々の意味を噛み締めながら過ごすことができます。
そして私がもっと好きなのは、いつまでに何をするというカウントダウン生活です。なんらかの暦の節目の日をゴールとして、その日まで何かをがんばるのが好きなのです。
一年で最もパワーがあると言われている五月の満月。その日には世界各国でウエサク祭りという満月を祝う催しが開かれます。その日を祝うことも風流なのですが、その日までに例えば100日など期間を決めて、何事かに取り組むのが好きなのです。まんまるの満月は完成のムード抜群です。その日に成果を祝えたら最高です。
大晦日までに大掃除を頑張る人はたくさんいますが、6月30日の夏越しの大祓えまでにしっかり掃除をすると食中毒の予防になります。一年の半ばと終わりに掃除や片付けがしっかり行われれば、とても快適な生活を送ることができます。
意味ある日を味わうことも暦のもたらしてくれる素晴らしさですが、カウントダウン生活は、暦上の意味のない日にも充実感を持って過ごす価値をもたらしてくれます。つまらない毎日の価値を何倍にも引き上げるカウントダウン生活は、一度でも達成感を味わうとやめられなくなる楽しさがあるのです。
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